• 物流企業

20/04/20

セイノーHDのグループ会社ら、医療従事者への食品無償支援プラットフォームを立ち上げ

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)のグループ会社ココネットは 4月20日、新型コロナウイルス感染症の予防や治療にあたる医療従事者への食品の無償支援を行うプラットフォーム「WeSupport」を立ち上げた。RCFとオイシックス・ラ・大地と連携した。今月23日からは、東京都の感染症指定医療機関など19カ所の医療機関に食品を配送する支援をスタートさせた。
 新型コロナウイルス感染症の予防や治療にあたる医療現場での課題に「医療従事者へのストレスケア」がある。中でも医療従事者が抱える食事の問題は深刻で、「満足に食事が取れていない」「栄養バランスを考慮した食事が取れていない」という声も上がっており、医療提供体制の継続が危惧されている。
 こうした声を受けて誕生したのが「WeSupport」だ。医療従事者を応援したいという企業が個別に医療機関に連絡をして物資を届ける場合、企業だけでなく、病院側にも負担をかけてしまう。「WeSupport」はこの負担を最小限に食い止めるため、医療従事者が欲しい食品の情報と、支援を希望する企業や団体をマッチングし、物流を取りまとめる役割を担う。
 支援先は今後も増やしていく予定。感染拡大防止と病院側の受け取り負担軽減のため、非対面による配送を行う。食品を協賛するサポート企業は現在35社だが、多数の企業から協賛希望が入っており、今後も募集を継続していく。