- 物流企業
20/04/17
鴻池運輸、自動化設備導入の「海老名流通センター」など新倉庫5拠点を開設
倉庫の自動化を推進している鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は14日、住友重機械搬送システムの自動格納ラック「マジックラック®」やオムニヨシダの垂直搬送機など最新の自動化設備を導入した「海老名流通センター」を本格稼働した。今後、三菱ロジスネクストの無人フォークリフトも導入予定。
海老名流通センターはサントリーと協働で3月、配送センターと製品の備蓄倉庫として神奈川県海老名市に開設。所在地は神奈川県海老名市中新田5ノ18ノ1 SOSiLA海老名内。延べ床面積約3万1000平方メートル(4階建て倉庫の3階および4階)。搬送設備はエレベーター2基、垂直搬送機8基。低床式バースとマジックラックの導入を特徴とする。
同社は来夏をめどに、総投資額100億円超を投資し、同センターをはじめ国内計5か所に、食品や飲料を扱う自動化設備の新倉庫を開設する。すでに新拠点のひとつ「青海流通センター」(東京都青梅市)の稼働を3月に開始。6月には「愛西流通センター」(愛知県)をしゅん工予定。さらに2021年夏ごろをめどに、長野県と北海道でも新倉庫の開設を目指している。
同社は「徹底的な現場目線による請負現場課題の改善・改革提案力」を強みに、業界の労働時間の適正化、慢性的な労働人口の不足などの課題に対し、自動化・省力化による現場の労働負荷軽減への取り組みを進めている。