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20/04/16

OKIPPA×メチャカリ、衣服のサブスク返送の非対面集荷を実証実験

煩雑な再配達の受け取りを不要にする吊り下げ式簡易宅配ボックス。不在中だけでなく在宅時でも、非対面で荷物の受け取りが可能

 宅配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を提供するYper(本社・東京都、内山智晴社長)は4月16日、OKIPPAを利用した非対面集荷の実証実験を東京都世田谷区で実施する。
 ストライプインターナショナル(本社・岡山、立花隆央社長)が運営するファッションサブスクリプションサービス「メチャカリ」の集荷で行う。ユーザーの返却時の負担を軽減し、利便性向上につなげる。
 メチャカリは、人気ブランドの新品アイテムを定額で何度でもレンタル可能なファッションサブスクリプションサービス。アプリからレンタルするアイテム選択、宅配便で受け取り、返却時には自身で宅配便の発送を行う。同社のアンケートから、このアイテム返送の作業を負担と感じている利用者が多いことがわかった。
 今回の実証実験は、玄関前のOKIPPAにより非対面で集荷。課題となっていたユーザの返送時の発送作業負担をなくし、利用頻度や満足度向上を図る取り組みとなる。
 ユーザーは、レンタルしたファッションアイテムの返却方法としてアプリでヤマト運輸による集荷を選択。梱包した返却物をOKIPPAに入れ、指定日に自宅前に置いておくだけで返送が可能になる。
 新型コロナウイルス感染防止対策として、物流業界では「置き配」など非対面受取が注目を浴びている。戸建て、集合住宅問わず、玄関前から集荷を非対面で行うのは物流業界で初の取り組みとなる。