サントリーＨＤ、海老名・奥大山の配送センターで自動化設備の運用スタート

　サントリーホールディングス（本社・大阪市、新浪剛史社長）は４月から順次、神奈川県海老名の配送センターと鳥取県奥大山の配送センターで、自動格納ラックや無人フォークリフトなどの本格的な運用をスタート。同子会社のサントリーＭＯＮＯＺＵＫＵＲＩエキスパートが推進し、倉庫内業務の自動化に取り組む。
　

　海老名の配送センターは、同社の新たな配送拠点となる「鴻池運輸　海老名流通センター」。運営を手掛ける鴻池運輸（本社・大阪市、鴻池忠彦社長）と共同で、最新式自動格納ラックを導入した。ラック内の荷そろえを自動化し、作業効率を向上。高密度のラック内を自動搬送システムが縦横無尽に稼働し、高効率の保管を実現した。所在地は神奈川県海老名市中新田５ノ18ノ１　SOSiLA海老名内。延床面積約３万1000平方メートル（４階建て倉庫の３階および４階）。清涼飲料各種を取り扱う。

 

　奥大山の配送センターは「日本通運　山陰支店奥大山配送センター」。運営を手掛ける日本通運（本社・東京、斎藤充社長）と協力して既存倉庫を改装。無人フォークリフトを本格稼働する。稼働区域では24時間完全自動化などを実現し、働き方改革を進める。所在地は鳥取県江府町御机笠良原1177 サントリー天然水奥大山ブナの森工場内。延床面積約１万6000平方メートル。清涼飲料各種を取り扱う。