• 物流施設

20/04/01

野村不動産、3月しゅん工の物流施設3棟が満床稼動

 野村不動産(本社・東京、宮嶋誠一社長)が手掛ける高機能型物流施設「Landport」シリーズの、Landport青梅Ⅱ、Landport厚木愛川町、Landport習志野の3棟が、3月までに予定通りしゅん工。いずれも満床で稼動した。
 「Landport」シリーズは、入居企業の物流オペレーション最適化を目指し、通常のマルチテナント型物流施設の開発に加え、入居企業の業種を物件毎あるいはフロア毎に特定し、一般的な汎用スペックに業種特有の機能を標準仕様として付加した「カテゴリー型」の施設設計を行っている。
 また、用地取得段階でマーケティングと既存物件の運営ノウハウに基づき、開発エリアに適合する企業の業種を設定し、汎用性を超えたプラスアルファの付加価値の提供を目指している。

 

Landport青梅Ⅱ

 

 Landport青梅Ⅱは、飲料・重量物を取り扱う業種が対象。テナントの要望に取り組む協議を計画早期から行い、鴻池運輸の1棟利用となっている。所在地は東京都青梅市末広町2ノ9ノ13で、圏央道・青梅インターチェンジ(IC)約2・5キロメートル、JR青梅線小作駅から徒歩10分。敷地面積は約4万721平方メートル、延床面積は約6万7049平方メートル。

 

Landport厚木愛川町

 

 Landport厚木愛川町では、BCP対応として免震、非常用発電機を採用したほか、近年ニーズが高まっている危険物倉庫も併設。また、庫内利用者の利便性の向上として、複数のカフェテリアやミニコンビニを設置、アサヒロジをメインとした複数テナントにより満床となっている。所在地は神奈川県愛川町中津4038ノ1、圏央道・相模原愛川町ICより約3キロメートル、JR相模線原当麻駅より約4・4キロメートル。敷地面積は約3万9854平方メートル、延床面積は約9万5572平方メートル。

 

Landport習志野

 

 Landport習志野は、野村不動産の物流施設では最大級。1フロア約2万3100平方メートルの5階建て。当初よりEC関連業種を想定した開発を進め、ZOZOをメインとした複数テナントのニーズを得て現在は95%稼働だが、残区画も内定している。所在地は千葉県習志野市茜浜3ノ7ノ2、東関東自動車道・谷津船橋ICより約4キロメートル、JR京葉線新習志野駅より約3キロメートル。敷地面積は約6万1726平方メートル、延床面積は約14万2735平方メートルとなる。