セブン-イレブン、栃木で「ＦＣ小型トラック」の実証実験開始

　セブン-イレブン・ジャパン（本社・東京、永松文彦社長）は４月１日、これまで都内で行っていた「ＦＣ（燃料電池）小型トラック」の実証実験を、栃木県内の一部エリアでも実施する。
　北関東エリアの配送業務を委託している丸伊運輸（本社・東京都府中市、伊藤公一社長）が、日本初の水素ステーション併設型配送センター「チルド米飯佐野センター」を栃木市で稼働開始したことに合わせ、今回の実験実施を決めた。
　セブン-イレブンは2019年４月から、トヨタ自動車（本社・愛知県豊田市、豊田章男社長）が開発した「ＦＣ小型トラック」の実証実験を行ってきた。今回、実験エリアを拡大することで、都内とは異なる気象条件や道路条件で走行テストを行い、将来的な配送に伴うＣＯ２（二酸化炭素）の削減を目指す。
　「ＦＣ小型トラック」は、トヨタ自動車『ＭＩＲＡＩ』のＦＣユニットを搭載した小型トラックで、航続距離は１充てん当たり200キロメートル。水素ステーションは、１時間あたり『ＭＩＲＡＩ』５台の満充てんが可能。