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20/04/01

山九、国内中小企業向け、アフリカ輸出業務サポートを開始

   山九(本社・東京、中村公大社長)と、ナイジェリアに支店を持ち、自らアフリカ域との貿易を展開しているSTANDAGE(本社・東京、足立彰紀社長)は、出資を含めた業務提携を進めていくことに合意。これを受けて4月1日より、山九の国際物流商品BtoBの国際小口輸送サービス「SBY」で、アフリカのナイジェリア向け輸出業務サポートを開始した。
 ブロックチェーン(分散型台帳)技術と売り手と買い手の間に第三者が加わり、商品と代金の受け渡しを仲介するエスクロー決済を利用。高い安全性と低コストサービスを提供する。
 現在、アフリカ向け輸出では商品の紛失トラブルが問題となっており、少額取引の場合でも銀行取引の複雑さから手数料が高額になるケースが見られる。山九の物流ネットワークと貨物追跡情報、そして、STANDAGEのナイジェリア法人が現地配送サポートを行うことで、高い品質の物流サービスが実現する。
 今後は、STANDAGE提供のブロックチェーン技術に基づく、電子通貨により輸出入者間の貿易決済を行うWEB上のエスクロープラットフォーム「Shake Hands Contract」を活用。物流費用の電子通貨決済サービスを提供する予定。これにより、銀行を介さず貿易代金の決済を行えるため、代金回収リスクは軽減し、低コストでスピーディーな決済処理が可能になる。