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20/04/01

大和物流、「滋賀竜王物流センター」を稼動

 大和物流(本社・大坂、木下健治社長)は3月31日、滋賀県竜王町にて物流施設「滋賀竜王物流センター」をしゅん工、4月1日より稼動した。合わせて、同県湖南市で稼動中の「滋賀物流センター」を建て替える。

滋賀竜王物流センターの外観

 「滋賀竜王物流センター」の所在地は滋賀県竜王町小口広谷1303。名神高速道路竜王インターチェンジから約500メートルと至近で、北陸圏、中京圏、近畿圏へのアクセスに優れた、広域配送拠点の好適地。
 同センターの敷地面積は約1万4221平方メートル、鉄骨造3階建てで延床面積は約1万5926平方メートル。トラックバース直結の貨物用エレベーターや広い荷捌きスペースを整備して、荷役業務の安定化・効率化を図り積替拠点の運用に適した仕様とした。2階倉庫部分は柱スパンを最大20メートル設け、高い保管能力を有する。
 また、屋上には約2160枚・総発電容量約670キロワットのソーラーパネルを敷設し、発電事業を行う。さらに、全館にLED照明を導入、創エネ、省エネを実現する環境配慮型の施設となっている。
 京滋エリアのメーカー企業・サプライヤー企業向けに、部材の調達物流や完成品の共同配送拠点として運営する。また、倉庫および事務所の一部約7400平方メートルは、ロジコム(本社・東京、樋髙康裕社長)へ賃貸する。
 一方「滋賀物流センター」は、今後の物流需要の増加を見込み、既存棟を現状の約2919平方メートルから約5倍の1万5285平方メートルに拡張。7月に着工し、2021年7月から稼動する。