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21/03/03

農総研、西日本エリアの輸送効率化へ「神戸センター」5月1日に開設

神戸センター 外観

 農業総合研究所(本社・和歌山市、堀内寛社長)は5月1日、神戸市の福岡ソノリク関西物流センター内に、農産物の物流・加工の一体型拠点「神戸センター」を開設する。農産物の保管、荷さばき、流通加工業務を行い、西日本エリアの農産物輸送の効率化を目指す。
 同センターの所在地は神戸市灘区摩耶埠頭1ノ10。取扱規模は現行拠点と比べて倍増し、コンテナ数量は日量約1万コンテナ、加工数量は日量約10万パックとなる。また、保管・加工機能を生かして貯蔵出荷商品の付加価値を高め、特に「産直卸事業」の拡大を図る。

 農総研は2020年10月、福岡ソノリクと資本業務提携を締結している。今後、西日本の集荷場から販売店への輸送はソノリクに一任する。西日本の農産物集荷拠点・輸送網を活用して西日本エリアを中心に運搬を効率化し、新たな産地を開拓する。また、九州など遠方の産地に対応する体制を整え、拠点間物流を強化する。