福岡運輸、兵庫・加古川の定温物流２社を買収

　福岡運輸（本社・福岡市、富永泰輔社長）は３月24日、関西の定温物流２社の全株式を取得した。共に兵庫県加古川市に本社を置く弘洋定温運輸、アプローチサービスをグループに取り込む。関西一円でのグループの物流ネットワーク網を一層強化し、さらなる輸送能力の向上やサービスの提供につなげる。
　弘洋定温運輸は1989年11月設立。大型冷蔵車11台、中型冷蔵車２台を保有し、2024年９月期の売上高は３億円。アプローチサービスは04年設立。大型冷蔵車11台、中型冷蔵車３台を保有し、24年２月期の売上高は１億8200万円。両社は大手食品油脂メーカーの商品配送に強みを持つ定温物流企業として、入出庫・配送などの物流サービスを提供している。
　グループの関西圏での事業拠点は、既存の大阪支店、関西センター、西宮配送センター、大阪茨木配送センター、高砂営業所・摂津駐在所と合わせて全８カ所となった。新体制の下、グループ各社との連携を進めながら、より利便性の高い一貫した物流サービスの提供を目指す。