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23/01/31

日通、CO2排出量可視化ツールが妥当性評価を取得

 日本通運(本社・東京、堀切智社長)は1月5日、国内輸送の二酸化炭素(CO2)排出量可視化ツール「エコトランス・ナビVer.2」が第三者評価機関の妥当性評価を取得した=画像。公的機関へ提出するレポート機能も拡充し、顧客企業のESG(環境・社会・ガバナンス)経営を後押しする。
 CO2排出量を一括検索できるツール。顧客の過去一定期間の輸送データを基に、現行の輸送モードと鉄道・海上輸送などの輸送モードのCO2排出量を計算・比較してレポート化する。Ver.2は昨年9月にリリースし、日通以外の輸送サービスにも対象を拡大。CO2排出量算出の処理能力を高め、レポート作成の時間を大幅に短縮した。
 また、「特定荷主定期報告書」(資源エネルギー庁)、「物流効率化法申請用紙」(国土交通省)などの公的機関へ提出するレポート機能を追加し、さらに利便性を向上させた。
 評価機関はSGSジャパン。温室効果ガス算出の妥当性の検証方法を規定したISO14064-3-2019に基づき妥当性を確認した。